プラチナ万年筆株式会社(本社;東京 社長;中田俊也)では、過去に生産して生産中止となった、昭和のノスタルジックな雰囲気を持つ万年筆2種類をリメイクし平成25年6月1日(土)より発売いたします。
ここ数年、文具ブームといわれ幅広い嗜好の方が増えました。その中でも昔を懐かしむ嗜好の方は少なくありません。そこで当社、万年筆製造の長い歴史の中、人気のあったモデルから、より良いモデルをその当時そのままの雰囲気を忠実に再現すると共に、現代風にアレンジしました。ノスタルジックに浸っていただけるのはもちろん、初めて目にする方には斬新な外観に映る事でしょう。特徴ある素材2種類の万年筆を手元でお楽しみ頂ければと思います。
<マーブルエボナイト万年筆>
美しいマーブル模様のエボナイト素材を使用した万年筆です。エボナイトとは世界最古の人工樹脂といわれ、天然ゴムが原材料の硬質ゴムです。 重量感があり熱を伝えにくい性質から、かつてはほとんどの万年筆に利用された素材です。「マーブルエボナイト万年筆」は一般のエボナイトの黒色とは異なり、ゴム生地中にベンガラなどを混ぜたもので、木星の表面を思わせる様なマーブル模様がレトロ感を演出します。エボナイト特有の重量感と耐久性、2本と同じ柄のない温かみのある肌ざわりは他の材質では味わえない書き味です
<ブライヤーサンドブラスト万年筆>
ブライヤーとは、地中海沿岸地方原産のエリカ・アルボリアというヒース科の落葉低木。主にパイプの材料などに使用される25~100年を経た株の塊状のこぶ(Burl・バール)
を使用しております。この材質に更にひと手間、サンドブラスト(シェル)加工を施しました。硬い研磨剤を高圧で噴射し、本体の表面に当てると木の比較的柔らかい部分は削り取られ、硬い部分の木目がはっきりと浮かび上がる加工です。光沢を抑えた拭き漆仕上げも施しており、漆を丹念に拭き込むことで木そのものが持つ木目の美しさが際立ち、漆による木肌の耐久性も上がります。自然の温もりが感じられ、流行に左右されることなく永くご愛用していただける製品になっております。
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